消費税の増税について

はじめに

2019年10月1日から、5年ぶりに消費税が10%に引き上げになる予定です。今回は過去2回の増税とは異なり、軽減税率制度も同日に施行され、実質複数税率が適用されます。
本記事では、新たに施行される軽減税率の概要をおさらいし、Commerce pack を導入されているお客様が、消費税の変更によりどのような対応が必要になるか、ご説明させていただきます。

軽減税率について

軽減税率は、所得に関係なく一律の割合で納める必要のある消費税について、生活する上で必須となる食料品などの税率を低くするというものです。国税庁は、軽減税率を消費増税と同時（2019年10月1日）に導入すると公表しています。

国税庁 | 軽減税率制度とは（リーフレット等）

軽減税率の対象品目

国税庁は、軽減税率の対象になる品目を公表しています。
それによると、酒類を除く食品表示法に規定されている飲食料品と週2回以上発行されている新聞は軽減税率の対象になり、消費税8％に据え置かれます。

政府広報オンライン | 消費税の軽減税率制度

Commerce pack での消費税の扱い

Commerce pack では、消費税は全て内税として扱いますので、商品を登録する際には税込の価格で登録していただきます。送料、代引き手数料につきましても同様に、全て税込価格で登録いただきます。
登録された価格は、商品詳細ページ、レジでは全て税込価格、内税表記で表示されます。

税率の変更方法

メニュー「ショップ管理」→「ショップ情報」画面から税率の設定を変更します。

各価格の変更方法

商品価格、配送料、ギフト料金の中で価格が変更になるものは、以下の方法で変更します。

商品詳細画面の「バリエーション」の価格を変更します。

「ショップ管理」メニュー「ギフト包装一覧」から対象のギフト包装を選択し、価格を変更します。

「ショップ管理」メニュー「配送種別一覧」から対象の配送種別を選択し、価格を変更します。

「ショップ管理」メニュー「決済種別」画面から代引き手数料を変更します。

前述の通り　Commerce pack では、税率の変更だけではなく商品価格を変更する必要があるため、切り替えの時間に合わせて、全ての価格の変更を済ませる必要があります。商品数が多いサイトにつきましては、サイトをメンテナンス画面に切り替えた後、税率の変更、価格の変更を行うことをお勧めいたします。

最後に

以上が消費税増税の対応方法になります。軽減税率の対象にあたるものを販売されている方は、上記に加えて軽減税率の対応を行う必要があります。
次の記事では、軽減税率に該当する商品を販売しているお客様について、どのような対応が必要かご案内させていただきます。

作成日：2019.06.12